就農して1か月で牛がゼロに?!苦労を乗り越え1からスタートした若手繁殖農家

今回は滋賀県を離れ農業大国、宮崎県まで行ってきましたよ!

なんと宮崎県は食料自給率が全国で1位の一次産業大国になっています。
宮崎県では畜産が盛んなんだなという印象を受けました。

滋賀県が誇る三大和牛の近江牛ですが、実は近江牛のご先祖様は宮崎県の牛だと言われています。
牛にもこんな歴史があるんですよ。

みなさんが今まで食べてきた和牛は、宮崎県で生まれた牛かもしれませんね。

牛がかかわる農業では大きく2つに分かれていますがご存じですか?
私も知らなかったので、少しお勉強タイムです!

酪農というのは、乳牛などを飼育して、乳を搾ったりそれを加工してバター・チーズなどを作ったりします。
畜産というのは、家畜を飼育・増殖させ食肉などになります。

畜産は2つの農家が分業しています。

『繁殖農家』…母牛に子牛を生ませ、その子牛を育てる。
『肥育農家』…市場で子牛を買ってから、牛肉に育てる。

市場に子牛が出荷されるまでの約9か月間は、繁殖農家の仕事です。

畜産の繁殖農家さんはこういうことをやっているというのを、
頭に入れておくとスムーズに記事を読むことができるのではないかと思います。

新藤さんの牧場は元々お爺様がやっておられましたが、現在はお母様と2人で畜産農家をされています。

農業大学を3月に卒業され4月から継いだそうですが、丁度その頃が口蹄疫(こうていえき)で就農して1か月で全部の牛がいなくなり1からのスタート。
口蹄疫というのは人には家畜伝染病の1つで感染力が強く、家畜を殺処分しなければならないそうです。

インタビュー

まみ:
エサやりなどするのに朝がめちゃくちゃ早いイメージがあるのですが、1日の流れはどんな感じですか?
新藤:
朝6時にエサをやりに行ったりして、昼間に草を切ったり畑で牧草を作って、夕方にもう1回エサやりです。
まみ:
なかなか自分の時間をとるのは難しくないですか?
新藤:
車が趣味なので昼の空いた時間に触ったり、夜に出かけたりします。

 

そんな新藤さんの愛車はこちら!

今時すごく珍しいのではないでしょうか?

いやー、渋いですよね。日産のダットサン!!
私最初に見たときは、アメ車なのかと思っていました。苦笑

繁殖農家の楽しいところ・大変なところ

牛が生まれて約1年育てて、無事に大きくなって出荷する時が一番の醍醐味です。

大変なところは、生き物相手なので休みがありません。
牛の分娩はだいたい1時間程度で終わりますが、お産が始まるのが夜中の場合もあるので休みは関係ないのでそういったところは、大変です。

牛を育てるうえでこだわっているところ

いつも同じエサを、毎日同じように与えることで、
変わらないということが自分の中では大事にしています。

年間何頭くらい出荷されるのか?

現在親牛が27頭前後なので24頭くらいですが、いい時はそれ以上出荷できます。

さてみなさんが気になっているであろう、1頭当たりの平均販売金額…。
ずばり聞いちゃいました!(^^)!

口蹄疫が出たときは1頭20万くらいの金額しかつかなかった。
しかし2016年現在の今は高く値段がつくそうで平均80万円!!

牛の値段は競りに出して肥育農家の方が決めるので高く売れる時期というのもないし、牛が売れ残るということはほぼないそうです。

もし肥育農家さんに牛を渡した後に、病気などが分かった場合には畜産農業協同組合連合が間に入っているから補償してもらえるようです!

まみ:
ぶっちゃけ儲かっていますか?
新藤:
今は牛が高く売れるので…。
まみ:
先ほど聞いた数字で、ざっと計算しただけでもすごい金額ですね!!

今後の夢

牛を増やしていい牛を常時作れるようにしていきたいです。

農業に興味がある若者へ

畜産農業は機械がたくさんいるから、米農家さんよりも初期投資ははるかに金額は変わります。
だから新規で参入するのは難しいと思います。

だいたい家を建てる金額×2くらいの初期投資が必要になります。

でも、やりがいのある仕事だと思いますし、つらいときもあるけど、その分乗り越えたら必ず良いことはあるのでそれを目標に頑張ってもらえればいいと思います。

ABOUTこの記事をかいた人

まみ

農業と人を結ぶ活動をしています。 こう見えて8歳の女の子のママです(゚Д゚)ノ 「見えなーい!」と言われますが母親やっています!笑 元々野菜がすごく嫌いやったけど、 農家さんが言う【本当の味】というのを知ってからは、 野菜がモリモリ食べられるようになりました!! 皆さんにも伝えて行けるように日々頑張っております('◇')ゞ